センサークリーニングの落とし穴
先日1DXのセンサークリーニングに出したまでは良かったが、店頭の作業で終わるつもりで撮影の2日前に依頼をしたところ、「ゴミは取れたが拭き残しの跡が何回やっても取れない」という症状に陥り、やむなく工場送りになってしまった。
およそ納期は10日、撮影2つ予定してたが6D一本でこなさなくてはならなくなってしまった。
・・・というところまで、わたしのSNSとかご覧の方はご存知だろう。
そして、見事に撮影が全て終わって帰ったタイミングで修理完了で取りに来てくださいという連絡が入った。
・・・ありがちだよねと予想していた通りの出来事も、ご存じの方はご存知(笑
問題はここからだ。
今後センサークリーニングに出すとどうなってしまうのだろう?
重要なことだ。
なので引き取りのついでに今後どうしたらいいものか相談をしたわけだ。
すると意外なことを聞くことが出来たので、関係各位にもお話しておきたいと思います。
(知ってたらごめんなさい)
カメラのセンサーには特殊なコーティングが施されていて、その種類はメーカーや機種ごとに全部異なるらしい。
例えばCanonの6Dと1DXとではセンサーのコーティングが違うというのだ。
メーカーも異なればもちろん違うということになる。
なので、同じように拭き掃除をしても、そのコーティングの関係で拭き残しの跡が残るものと残らないものがあるというのだ。
(掃除道具や使う液剤にもよる)
これはやってみないとわからない場合もあるそうで、名称は伏せるが絶対安心のすごく簡単な機種もあるらしい。
1DXはそのコーティングの種別上、掃除が難しい部類なのだそうだ。
もちろん、その作業を行う人のスキルによっても異なるという前提はあるが、私達と違っていろんな機種を掃除している経験値が違うプロの話だ。信用度合いが違う。
じゃぁ、1DXは毎回工場送りじゃないと綺麗にできないのかという疑問が出てくる。
はっきり言えば「工場送り前提のほうが確実だが、まずは店頭でやってみて、その上で判断させてほしい」という結論だった。
毎度毎度そうなるのかといえばそうでもないらしい。
だが、余裕を持って持ち込まれたほうが「吉」ということだった。
工場送りになって帰ってきたセンサーは色々心配はしていたのだが、しっかりキレイになっていた。
以上のような話が聞けたので、ご自分でセンサーを拭いている人もいるかとは思うが、それは今のその機械だから通用しているかもしれないということを覚えておかれるとよいかと。
機種が変われば魔のスパイラルに陥ることがあるかもしれない。
以上、マニアックネタをはさみました(笑
この記事へのコメント
折角なので追加情報です。
作業担当者のスキルに依る部分はやはり大きく寄与します。
掃除能力、技術だけでなく、そのカメラと持ち主の関係を見抜く力です。
私が前に出した店でも実は拭き残しはあったようです。今回の作業で発覚しました。
これでは持ち主が納得しないだろうという心遣いです。
実のところ私はその拭き残しがわからないまま撮影してたんです。
専用機材とテクニックでないとわからない障害と、今回特に1DX使ってる人だからという妥協のない工場送りのススメ。
あぁ、今後はここに持ち込もう。
そう思わせる出来事でした。
絶賛いただき感謝いたしますm(__)m
ゆうみさん>
やっぱ聞いてみるもんですよね。
そういう状況に陥らないとこんな事は知らなくて済むことなんでしょうけど。
次買うときにそこまで気にして買うことになるのも嫌なもんですけど(笑
マニアックネタでも 大事な話よね
だから必ず自分ではやらずにSCに出すと言うのが正しいと思います。
知っている人は知っているけど、聞かれなきゃ表には出さない情報ですね。(笑)
カメラやでもセンサー清掃はしてくれますが、どの程度信用があるのかが肝になると思います。